活動ブログ

新しいホームページに移行しました

「渓のサクラを守る会」のホームページ

10月24日の活動報告から新しいプラットフォームに移行いたしました。

 

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 渓のサクラを守る会

10月17日(木)晴れ 8:20~12:30 “子供たちがやってきた。アサギマダラもやってきた!”

緑台小3年生第3回環境体験学習

参加者:29名 

緑小児童:46名 担任先生他 保護者:12名

 “子供たちがやってきた。アサギマダラもやってきた!”

 子供たちが12名の保護者みなさんと一緒に、秋晴れの渓にやってきた。保護者がこんなに大勢来てくれたのは久しぶりである。声掛けをしてくれている担任先生に感謝したい。

 Bさんのドングリのお話でいきなり盛り上がる。渓の入り口から学習広場までの間に、マテバシイ・コナラ・アラカシ・クヌギ・アベマキ・ナラガシワ・クリ:7種類のドングリがあるというお話、みんな、覚えていますか?地球の温暖化を防ぐために緑を守らねばというお話も聞きました。

 Oさんからは、音の出る仕組みのお話を聞いてハト笛を作り、「ピーピー」と吹き鳴らして喜んだ。ノコギリでタケを切る実習ではペン立てと一輪ざしを作って、今日はお土産をリュックサックに大切に詰め込んで元気に帰っていった。

 今日渓にやってきたのは子供たちだけではない。ヒヨドリバナを大切に保護して、心待ちしていたアサギマダラが、朝から2匹飛来しているのを確認してその撮影に成功した。去年は10月23日に確認したのでほぼ同じ時期である。Aさんによると、ヒヨドリバナを訪れるのはオスのチョウとのこと、しっかりエネルギーを補強して南下し、来年もまた立ち寄ってほしいものである。

(反省会:6名と先生)

10月10日(木)  快晴 8:20~12:30

参加者:38名

 気温15℃・紺碧の空、絶好の活動日和だ。今日は仕事がはかどる予感、大勢が集い渓は活気にあふれている。今日は6丁目サクラ園の共同作業日で保護者世代のお母さんたち5名も参加してくれて、朝のミーテイングの後貸出道具のハサミとノコギリを持ってサクラ園の作業に向かう。

 主力は南の植栽斜面に向かい雑草の除伐と菜種まき、放置林の整備などを行う。植栽したエドヒガンの一帯はほぼ整備が終わり若木の生育は良好である。その上部に自生のエドヒガン10数本があり、手が回らずに放置しているうちに再びつる植物に覆われ始めているので早急に刈り込みが必要になってきた。自然を守ることの難しさを思い知らされる。

 “4人娘”は今日も入り口斜面放置林に入って整備を頑張る。来週やってくる緑台小の子供たちが、入場してまず目にするのがこの“放置林と整備林”の違い、自然を守るとはこういうことだと気づいてくれるとうれしい。

10月3日(木)陽明小3年生第2回環境体験学習 曇り 8:20~12:30

参加者:28名

陽明小児童:36名 校長・担任・実習先生

保護者:6名

 飛び回るスズメバチを退治し、広場のベンチを掃き清め、水鉄砲班とノコギリ実習班に分かれて打ち合わせをしているところへ

「おはようございます!」

子供たちが元気いっぱい、渓を下ってくる。

 スーパーじいじ:折戸さんから“木の葉はなぜ緑色なの?”というお話を聞く。まるで「チコちゃんに叱られる」みたいな質問でちょっと難しかったかな?中には少しわかっている子もいてみんな楽しそうに聞いている。特に白い画用紙の上にできた虹にはみんな強い興味を持ったようである。

 ノコギリの実習でみんなが手こずったのは腰ひもの結び方。おじさんの教えるような横結びになかなかならない。でも大丈夫、何回もやるうちに上達するからね…。ノコギリを腰にぶら下げて2人一組で木を伐り始める。引くときに力を込めて、まっすぐに切るのは簡単ではないが、みんな初めてにしてはとても上手に引いて、切り口を見てもスパッときれいに切れている子が多い。お世話するおじさんおばさんもうれしそうである。

 水鉄砲作りは、みんな楽しみにしていただけに,折戸さんの説明とおじさんおばさんのアシストをよく聞いて作り上げ、水を遠くまで勢いよく飛ばして大喜びだった。

 

反省会:先生と話し合いをした。子供たちの作った「渓のサクラまとめ」を見せてもらったが、楽しかった体験が躍るように綴られていた。

9月26日(木)来週には陽明小の子供たちがやってくる 快晴 8:20~12:40

参加者:34名

 コバノガマズミの実が渓のあちこちで色づき始めた。あとひと月もすれば小鳥たちのごちそうになる。小鳥が運んでくれた種が翌年には芽生えて渓はゆっくりと、豊かに変身していく。こんな渓で今日もみんながんばった。

 スーパーじいじ:Oさんの頑張り!

来週には陽明小の子供たちがやってくるので、学習広場のベンチを手直ししてくれたOさん、実はこの数週間、時間を見つけては渓にやってきて、南の炭窯跡→尾根のカスミザクラ→エドヒガン植栽林→炭窯跡の回遊路を整備し、いたんだ階段を作り変えて本当に歩きやすい遊歩道に変身させてくれた。私たちは“無理して体を壊さないでね…”と声掛けしながらもそのガンバリに甘えている。いつもながら感謝!感謝です。

 尾根のカスミザクラをエドヒガン植栽林から見渡せるように…

南地区を中央群落に劣らぬサクラ林に仕上げるには、その間を遮る放置林を整備して、植栽林から尾根のカスミザクラをすっきりと見渡せるよう整備しなければならない。ツバキやフジ・アラカシなどがうっそうと茂る放置林に数名で入って除伐・間伐を始める。里山整備の原点に立ち返って、目的を達成するまで頑張り通したい。

 “4人娘”入り口斜面でガンバル!

夏休み明けから女性たちによって、入り口斜面放置林の整備が少しずつ着実に進んでいる。今日もまた“4人娘”が斜面の雑木林に取り付いて“これは伐ろうか、これは残そうか”と相談しながらハサミとノコギリで整備を続けている。凡そ1000㎡の斜面が既に半分ほど開けて、貴重な樹木が残る明るい“まち山”に変身した。みなさん、心地よい達成感に浸っているようですね!必ずやり遂げてくださいね!

9月19日(木)快晴 8:20~12:20

参加者:30名 

 朝の渓は久しぶりに快晴で21℃、湿度は65%でこの時間帯としては低く、吹く風もひんやりと肌に心地よい。活動には絶好の季節到来で仲間がぞくぞくとやってくる。

 ヒヨドリバナが中央群落のあちこちで咲き始めた。6月ごろから見つけては丁寧に保護してきたので、1本1本の株もしっかり育って白い花を無数に咲かせている。はたして今年もアサギマダラはやってくるだろうか、いつごろ飛来するのだろうか、みんなで心待ちにしている。

 カエンタケがコナラの根元に今年も発生したので、幹回りを注意深く確かめ掃除して、発生した4本をバーナーで焼却した。去年はナラ枯れ木の根元だったが今年は生育木の根元、胞子が飛ぶのか、都度焼却しても根絶はなかなか難しいようである。

 先週とほぼ同じく、中央・南ご神木周り・イバラの斜面植栽地・遊歩道などに分かれ、一人では活動しないことを申し合わせて行う。緑が茂り見通しがきかない渓のあちこちに分かれると、お互いに姿も見えず声も聞こえない。聞こえるのは刈払い機のエンジン音と、時折チェンソーで木を切る音、そしてツクツクボウシの鳴き声である。この渓に子供たちの歓声が再び戻る10月までひたすら整備作業は続く。

(写真は10月の環境体験学習の準備)

9月12日(木)ミーティングで話し合い 曇り・晴れ 8:20~12:10

参加者:34名

 朝のミーテイングでいくつかのことについて話し合った。まず、スズメバチの季節が到来、川向かいのエドヒガンに大きな巣があり、市が専門家に依頼して駆除したとのこと、渓の進入路でもコナラの樹液を求めてキイロスズメバチが飛び回り、ジェットスプレーで退治した。

 クビアカツヤカミキリが大阪府でも相次いで発見されそのまん延が懸念されている。今のところ川西市では見つかっていないようだが細心の注意が必要である。

 ナタの使用は危険が伴うので、その種類によって正しく使い分けないと弾かれて手足に大けがをする恐れがある。渡部さんがみんなに正しい使い方を伝授してくれる。

 今日も通常の整備活動、先週に引き続いて南斜面エドヒガン植栽林の整備、階段の手直し、中央エドヒガン群落の高木間伐、刈払い機による通路の刈込、入り口斜面放置林の整備などに分かれて活動し、達成感を存分に味わった。(写真:万全の準備で木を倒す)

9月5日(木)熱中症が気がかり 曇り 8:20~12:30

参加者:28名 

訪問者:北摂里山博、 Mさん親子、Nさん(緑台)

 夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声が賑やかな渓の朝である。九十九折れの遊歩道脇にマントカラカサダケと思われる大きな白いキノコが2本生えている。雨模様のお天気が続いて湿度の高い渓、熱中症が気がかりだ。水筒を携行しこまめに水分をとること、なるべく木陰を選んで作業を行うことを申し合わせる。

 主力はイバラ斜面のエドヒガン植栽林に入ってサクラの周りに茂った雑草を除伐する。斜面の下部は5年前から植樹を始めたので多くは立派な若木に育ち、枝を十分に張っているので木蔭に入ることができる。それでも久しぶりに参加した一人に軽い熱中症状が出て、あずまやに戻り水で冷やしたり水分を補給したりして無事に回復し事なきを得た。斜面の上部はまだ十分に生長してない木ばかりで木蔭もなく厳しい作業になったがそこはベテラン、自分の体調と相談しながら無理なく仕事を進めていた。

 中央群落では遊歩道や学習広場、川沿いの道のネザサや雑草を機械で刈り込む。川渕の斜面にナラ枯れのクヌギとコナラがありどちらも直径40㎝以上の大木なので、本格的な除伐は水量の減少する冬まで待つことにして、自然落下が懸念される太い枝を切り落として片づけた。エドヒガンの高木を邪魔するエゴノキも除伐する。

 辻さんが、イノシシ除けにはニンニクが効果的だと聞きこんできて早速苗畑の4隅に“ペットボトル風鈴”のようにぶら下げた。効果ありを祈ろう。

8月29日(木)3週間の夏休み明け 小雨のち曇り 8:20~12:20

参加者24名

 3週間の夏休み明けだがあいにくのお天気、それでも酷暑が過ぎ去り秋の気配漂う渓に24名が参加して活動を始める。暑気払いに配布した動画・写真集BDをさっそく見た人たちから感想を聴いてみるが、好評のようで一安心。

 しばらくの間にボロギクなどの雑草やネザサがうっそうと茂って、手を加えなければたちまち元の放置林化することを実感させる。夏場は特に変化が激しく速い。今日は中央の遊歩道に倒れた枯れ木の始末、刈払い機による通路の刈込、広場排水溝の手直し、南“ご神木”付近に倒れたコナラの片づけとエドヒガンの支柱修復、イバラ斜面の雑草除伐などに分かれて久しぶりに良い汗を流した。

 

8月22日(木)11:30~14:00 暑気払い懇親会

参加者:39名 

 今回は平野で暑気払いをにぎやかに行う。陽明小の子供たちの保護者が9名活動に足を運んでくれるようになったが今日は3名が“華を添えて”くれた。お土産に、やっと出来上がった動画・写真集“まち山の新しい価値を切り拓く”BDをお渡しした。

 

8月1日(木)快晴 夏休み前の活動 8:20~11:20

参加者:24名 訪問者:緑台小・先生夫妻

 

 10周年の記録を残そうと企画した“まち山の価値を切り拓く:動画集・写真集”のBD作成が大詰めを迎えている。動画についてはiさんが2年がかりで撮影し編集に尽力してくれた。また、写真集は活動の様子を10年にわたって撮影し続けたnさんと、植生の多様化や渓の景観を撮り続けたfさんの膨大な数の写真から選択して、アマチュアムービー作家の進藤さんに編集してもらった。監修は、当初から私たちの活動に助言いただいている服部先生にお願いした。9月にはBDが出来上がり関係部署やお世話になった方々、渓のサクラの先輩方に進呈し、私たちの活動に対する理解を深めてもらいたい。また次の世代の積極的な参加の推進にも役立てたいと思っている。

 今日も快晴・無風の蒸し暑い渓で、10:30まで活動した。1時間余りの活動でも汗が吹き出し、息が切れる。それでもみんな思い思いに分かれて、まるで自然に抱かれるように仕事を楽しんでいる。作業を終えるころには31℃を超えて、これ以上続けたいという声は皆無、みんなで休憩・談笑して活動を終える。3週間の夏休みに入り再開は29日、体調管理に努め元気に過ごそう。