参加者:36名 訪問者:北摂里山博運営協
陽明小 児童35名 教頭、先生 保護者:6名
陽明の3年生にとっては初めての体験学習、渓デビューの日である。5月の運動会を無事終えて、さあ次は渓のサクラと、喜び勇んでやってきた。帰校して直ちに子供たちは「第1回 エドヒガンの森へ行こう」をまとめ上げた。
「心に残ったことランキング」
渓で初めて学習した子供たちの率直な感動と渓への関心の度合いがはっきりと見て取れる。ランキング第1位に挙げたのは
1位:ハサミを使った、木を切った・・・・25名
2位:川で遊び石投げした・・・・・6名
3位:エドヒガン植えた。渓の自然を感じた・・・・・各2名
初めて整備用のハサミを使った新鮮な感覚と驚き、喜びが圧倒的多数を占めている。次にランキング1~3位を総合的に見てみると
1位:ハサミを使った・・・・・関心の度合い 41%
2位:エドヒガン植えた・・・・・同22%
3位:川で遊び石投げした・・・・・同21%
4位:渓で生きもの見つけた・・・・・同10%(鳥の鳴き声・へび・鯉・虫など)
5位:渓の自然を感じた・・・・・6%(自然・散歩・冒険・倒れた木など)
ハサミを使って整備を手伝おう、エドヒガンを守ろうという子供たちの心意気が伝わってくる。川に対する関心の高さもいつもながらである。
「ぎ問に思ったこと、調べてみたいことを書こう」
ここではエドヒガンに関することが圧倒的に多い。生長・寿命・樹高・総本数・幹の太さ・開花・そのまま植える苗カップ、さらにはエドヒガンを大切に守る理由、エドヒガンの保護活動他(の地域)にもあるの? などなどエドヒガンに関心を寄せてくれている。さらにエドヒガンのほかどんな桜があるの? 日本には何種類のサクラがあるの?と、思いをはせている。
川に関する問いかけも多い。川の水が美しいのはなぜ? 深さはどれくらい? 川のゴミはなぜあるの? ヘビはなぜ川の上を泳いで渡れるの?
こんな問いかけもあった。危険な生き物をなぜ駆除しないのか?
私たちはこれから子供たちの感動や関心がより高まるよう学習のお世話をしなければならない、そして子供たちの問いかけに真摯に答えていかねばならないと思う。