4月5~7日(お天気に恵まれ今年も入場記録を更新!)

大人:1087 子ども:312 会員:44 合計:1443人

 公開残り3日間は絶好のお花見日和に加え週末とあって連日大賑わい、特に最終日は終日途切れることなく600人を超える入場者が訪れた。天然記念物群落のエドヒガンは花冷えのおかげかほとんど散ることなく、訪れる人々の目を楽しませてくれた。ヤブツバキも今年は渓のあちこちで見事な花を咲かせた。鮮やかなピンクのコバノミツバツツジや、可憐なイチリンソウの白い花も咲き始めた。百花繚乱の渓は今年も健在である。

 10日目、ポカポカ陽気に誘われるように入場者がやってくる。市教育委員会の先生が小学校の外国語講師7名を渓の見学に連れてきた。USA・カナダの若者たちは野生のサクラ:エドヒガンや斜面に咲く菜の花がすっかり気に入った様子。

 

 11日目、快晴に恵まれた土曜日、訪問者の出足は順調である。緑台中美術部の生徒10数人が写生に訪れる。写生そっちのけで川遊びに興じる姿がほほえましい。今年は家族3世代で訪れる姿が目を引く。おじいちゃんおばあちゃんが孫に手を引かれて渓の見学をしてくれるのもうれしい。

 

 12日目(最終日)大人:501 子ども:115 会員:17を加え633人が思い思いに公開最終日を楽しむ。花見酒を楽しむ人たち、川で石投げに興じる親子、お話が弾む女子会、樹木や山野草の花をカメラ片手に観察する人々、「ご苦労さまです!たのしかった!」とねぎらいの一言が多かったのはうれしい。

 

累計入場者 大人:2532 子ども:588 会員:223 合計:3343人(3月27~4月7日)

昨年入場者 大人:2484 子供:596 会員:240 合計3320人(3月26~4月8日)

 

 去年は前半型、井戸知事の来訪があり、お天気も前半がよく後半は雨の日が目立った。それに比べ今年は後半型、入場者の半数以上がお天気続きの後半4日間に集中した。

うれしかったことがある。H21年度から始まった環境体験学習の1期生が高校を卒業した。多くは大学、専門学校に進学するのだが、10数人が誘い合って渓を訪れ近況を報告してくれた。植栽エドヒガンの樹名板には今もその子たちの名前が残っていて、確認した時の笑顔が素敵だった。ふる里の森になってきたのかなあと、ちょっと誇らしい気分である。