11月29日(木)陽明小3年生環境体験学習 快晴 8:20~12:30

参加者:33名 陽明小 児童47名 校長 担任 教諭 保護者:8名

“渓の恵み、お土産をいっぱいいただいて…!”

 風もなくポカポカ暖かい小春日和に恵まれて、子どもたちは思う存分渓での体験を楽しんだ。ハト笛・一輪挿し・ペン立てをつくり、フユイチゴを摘んで甘酸っぱい味と香りに歓声を上げ、渓の恵みをいっぱいいただいて満足感と達成感を味わった。夕刻学校での反省会では、早速子どもたちの「体験学習まとめ」を見せていただいた。メモ表はどれもびっしりと書き込まれていて、よく学習したことが読み取れた。以下に抜粋する。

 

■渓で感じたこと

・エドヒガンの森に入ったとたん(歩いてきた街と)まるで違うなあと思った。・葉っぱの色が赤や黄・茶色に変わって足元の落ち葉が増えていた。・葉の色は季節によって全然違うことがよくわかった。・小鳥の鳴き声が前より少なくなった。・雨の後で、しめった土の匂いがした。・ハト笛づくりは楽しいけれど音の鳴るポイント探しがとても難しかった。

 

■渓で学んだこと

・落ち葉はそのままでは渓の栄養にならない。菌や虫のちからで腐葉土になる。・渓の栄養が川に流れて海の栄養になる。・イモムシがアリに食べられていたが、いのちが命をつないでいるのだから、イモムシがかわいそうと云ってアリをふみつぶしてはいけない。台風で倒れたエドヒガンは、渓で45年も生きていたのだ。

 

■疑問に思ったこと

・ノコギリの刃は、なぜギザギザなの?・この渓にエドヒガンは何本あるの?・猪名川はなぜ、どんなに汚れているの?・鳥の鳴き声が季節によって違うのはなぜ?

 

このように子どもたちは五感にますます磨きをかけ、里山の豊かな自然を学び、渓の恵みでモノをつくる楽しさと難しさを体験し、次の機会に向けていっそう好奇心をかきたてていく。こんなに頑張って成長していく、子どもたちのお世話ができる私たちは本当に幸せである。