(曇り・晴れ)参加者::31名
陽明小児童:48名 校長、担任、教諭 保護者:8名
来訪(視察) 川西市教育長・職員
“子どもたちはのびのび 先生は初めての森に緊張して…”
「この森にきたことある人?」と尋ねると70%ほどがハイ!と手を上げる。体験学習は初めてだが、家族や兄弟、友達と一緒に多くの子らがお花見やコンサートに来てくれていたのだ。みんなニコニコ、瞳がかがやいている。対照的に担任の先生方は初めての森にちょっと緊張気味である。子どもたちは用意したプログラムに従って、おじさんおばさんの指導とアシストを受けながら集中して体験学習に臨んだ。夕刻反省会に学校を訪れると子どもたちの体験記録ができ上がっていて、早速見せていただいた。以下は子どもたちの声(抜粋)である。
渓を五感でとらえる
「しぜんのにおいがしました。しぜんの音がいろいろ聞こえました。」
「葉っぱが風にゆれる音はきれいな音だと気がついた」
「鳥の鳴き声と風の音、葉っぱのゆれる音、いな川の流れる音…」
「鳥の鳴き声が、こっちおいで!と聞こえました」
渓の自然を見学した
「葉っぱのしめったにおいがそこら中に広まっていました」
「いのししがほったあながあり、びっくりしました」
「見たことがない葉、聞いたことがない鳥の鳴き声…」
「ぼくはヤスデをなんびきみつけたでしょうか?」
「エドヒガンの葉っぱはギザギザでした」
ハサミを使った
「ササを切るとシャキンといい音がなってうれしかった。たにの人はいつもこうやって切っているんだ。」
「ササを切るとき葉っぱの上の方を持って、下(根元)をきりました」
「(腰)ひものむすび方にも、ちゃんと意味があるんだとしりました」
「ササを切ったら(周りが)さいしょよりとても広くなりました」
エドヒガンを植えた
「なえのカップが(土の中で)とけてしまうのがすごい」
「エドヒガンをだいじにうえるのはきんちょうしました。」
「エドヒガンを植えて、とても大切(なこと)なんだということがつたわってきました」
「うえた番号は19です。2学きにまた来るまでおぼえていたい」
子どもたちは、自然を五感でとらえて様々なことを学び実践し行動してみるという体験学習の狙いを、そのスタートからしっかり体現しているように見える。反省会の時には先生方も緊張感から解放されて、次回以降の学習にさらなる期待をしておられると感じた。
反省会参加者:4名 担任 教頭