参加者:27名 観察者:3人
昼前から雨降りの予報、湿っぽい空気と濃い緑の渓に、一昨年をピークに減少に転じたササユリがポツリポツリと咲いている。今日の活動は10:30のコーヒーブレイクまでが勝負、ミーテイングは後回しにし、準備体操してすぐ活動を始める。
ササユリの開花調査によると今年は15輪、一昨年の8分の1にまで減少した。原因はよくわからないが、イノシシの食害か、あるいは心無い人の盗掘か…。開花したものはピンクが多いようだ。
(写真は保護のための標識立て)
カシナガの捕獲調査(第2回)を行う。2班編成で行い12,500頭の捕獲が確認された。累計16,650頭になりこの時期としては多いようだ。コナラ・クヌギ・アラカシ・ナラガシワ・マテバシイが合わせて100本ほど枯れたので、ピークは過ぎたのではないかと思われるが捕獲対策を続ける。
ナラガレで明るくなった中央斜面に自生するエドヒガンの生長が著しい。陽射しが少ないので、辛うじて命をつないでいた幼木が“よし、俺の時代が来た!”と喜びの声を上げているように見える。大切に生長を見守りたい。