5月14日(日) 快晴 第5回森のコンサート 8:30~16:30

会員40人

第5回森のコンサート:13:30~15:10

出演者50人 

一般入場者約300人が、新緑・快晴の渓に集って、森のコンサートを開催した。前日の雨模様と打って変わる快晴微風の渓、朝早くから準備に余念のない会員や、道具・衣装を運び込んでリハーサルを入念に行う出演者たちの熱気を、新緑の渓が優しくつつんでいる。小鳥のさえずりもいつもより賑やかなようだ。

 尾市雅子さんの演出と軽妙なおしゃべりにリードされて、コンサートはよどみなく進行していく。子どもたちの独唱は愛らしく清々しい。おじいさんおばあさん主体の地元コーラスグループの、身振り手振りを加えたユーモラスな合唱はほほえましい。

今年もまた森田純子さんのフルートやケーナに合わせるように、ウグイスやメジロがひときわ高くさえずり交わす。2人のソプラノとフルート・ピアノで構成する「アンサンブル・ローザ」が奏でる数々のポピュラーな名曲に、聴衆はみんな酔いしれて音楽の世界に引き込まれていく。クライマックスは出演者と来場者が一つになって「夏は来ぬ」「茶摘み」「夏の思いで」の3曲を合唱してお開きにした。この一体感こそは、出演者と聴衆そして森を整備する会員が、新緑に輝く美しい森で出会い、心を一つにして醸し出すハーモニーにちがいない。

尾市さんはすでに来年の演出について具体的に検討を進めてくれているという。もっともっと素晴らしいコンサートになるよう、出会いの場をつくる私たちもまたよりよい“ふるさとの森”づくりに勤しもう。