やっと開花! H29年春のエドヒガン公開レポート

3月25日

 公開初日、1輪も咲かない幕開けとなる。それでも30人が訪れて渓を散策した。市の広報から尋ねられ、4月9日まで延長すると流してもらうことにした。教育委員会の幹部ご夫妻が娘さんと一緒に来てくれた。フォレスター松寿(東灘の里山ボランティアグループ)リーダーさんも顔を見せてくれた。 会員も14名が参加して、入場者のチェックや説明を行う傍ら、遊歩道の整備やナラガレ対策、体験学習の材料づくり、樹名板の作成など思い思いの仕事に精を出した。

3月26日

曇り空で午後には小雨、気温も上がらず開花が進まない。

3月27日

良いお天気だが気温が上がらず開花が進まない。入口の植樹No43,49は濃いピンクの蕾が割れて薄桃色の花びらが顔をのぞかせて、あと一息である。

 

3月28日

No43が1輪花を開いた!このまま暖かい日々が続きますように…太極拳のグループが10人でやってきて、にぎやかさが増してきた。

 

3月29日

緑台小5年生が先生と一緒にやってきた。子どもたちには開花よりも自分たちが植えたエドヒガンが元気に成長していることが嬉しいようだ。よみうりの記者が取材に訪れ、3時間にわたって聞き取り調査した。川西のエドヒガンについて水明台エドヒガンの森を主体にした記事を見ごろの直前に掲載してくれるとのこと、楽しみが増えた。

 

3月30日

 今日は会のお花見、ポカポカ陽気に恵まれてやっとNo43,49が数十輪開花して、入口のボードに開花のマークを標す。市の広報、緑小の教頭先生があいさつを兼ねてやってきた。緑小の3年生が担任の先生と一緒に来てくれて、植樹したサクラや渓の自然を楽しんでいる。帰りがけに東屋の前で、再び“渓のサクラ道”を歌ってくれた。3月2日緑ルームで歌って、おじさんおばさんの胸を熱くしてくれたあの歌声を、こんどは渓に響かせてくれた。

 

3月25~30日(大人150 子ども87 会員109 計346)

 “3月30日、やっと開花しました!”

 公開6日目にしてやっと入口斜面の陽当たりの良い若木3本に開花を確認した。過去10年間で2番目に遅く、去年より11日も遅い開花である。開花を待ちきれずに渓を訪れる人の多いことに驚きと喜びを隠せない。特に今年は子どもたちが集団で、先生と一緒にやってくる姿が目立つ。会員の参加も多く、思い思いに準備を進める。今年はナラガレによる落枝の危険に直面しているので、高木を丹念に調べて“頭上注意”“入ってはいけません”のマークを施す。また、遊歩道は整備したとは言え切株や根っこがあるので、砂を運び入れたり、イエローマークを施したり、トイレのタケを青竹に取り換えたり、“ちょっと休憩”の丸太イスを拵えたり、etc,etcできる限りの準備を進めてきた。公開期間も4月9日(日)まで、4日間延長することにした。