3月9日(木) 陽明小3年生ペンダント授与式  晴れ 8:20~12:00

 

参加者:33名 陽明小:児童56名 校長、先生 保護者:3名

 先週と打って変わって今日は快晴、ポカポカ陽気の渓へ陽明小の3年生が元気に下りてきた。渓でペンダントをもらえるこの子たちはラッキーである。

 さっそくおじさんから渓の植物についてお話をきく。“ふくらむ冬芽は2種類あるよ。鋭く先のとがった芽、まぁるくふくらんだ芽、蕾がつまっているのはさて、どちらかな?”“先のとがったほう…!”“ブー、まぁるくふくらんだ方だよ、エドヒガンの場合、少なくとも4~5個の蕾が入っていて、あと十日ほどでピンクの顔をのぞかせるよ”こんな話をきいた後、4~5人の班を組んでおじさんおばさんと一緒に渓を見学する。1年間頑張って活動してきた渓、改めて見るのもまた新鮮なのだろう、子どもたちも輝いている。クロモジは今枝いっぱいに花芽をつけ、はちきれんばかりに膨らんでいる。“さっきオッチャンが教えてくれた通り、すごくふくらんでいる!”子どもたちの記憶にしっかりと刻まれるに違いない。

 いつものことながら猪名川は子どもたちを虜にする。“鯉がたくさん泳いでいる! 流れがキラキラ光っている! 石で水切りできる! ”と、なかなか離れがたい様子である。

 エドヒガンの苗畑では“僕の植えたエドヒガンまた背がのびた! アッ、とがった芽の先が緑になってきた!”とその生長を確かめていた。

 ひとしきりおじさんおばさんとお話して交流した後、ご褒美のペンダントを一人ひとり首にかけてもらい、誇らしげに胸を張る子、大事に手で包んで眺めている子、隣どうしニコニコ比べあっている子、みんな満足げである。お返しに色紙で作ったペンダントをおじさんおばさんの首にかけて感謝の気持ちを伝え、最後に満面の笑顔と共に歌のプレゼントをしてくれた。会員と子どもたちの温かい心の交流に支えられて、今年度の環境体験学習も無事幕を閉じた。