10月27日(木) 緑台小3年生環境体験学習 晴れ 8:10~12:30

 

参加者:32名 

緑小:児童56名 保護者6名 校長 担任2名

 子どもたちは入口の大コナラの前でいきなりショックを受けた。大きな木の幹に無数の竹串が、まるでハリネズミのように刺さっているのだ。根元はシートで包帯のように包まれて見るからに痛々しい。学習広場ではさっそく“ナラガレどうなるの?”のお話をきく。害虫“カシナガ”からコナラの大木を守るために①虫を捕まえる②出入りできないようにマスクする③木の表面を消毒する④中に入った虫や菌を注射でやっつけるなど、人間がちょっと手助けして木が枯れないようにおじさんたちは頑張っているというお話を真剣に聴いた。

 ハト笛をつくる学習では、タケのパーツ(本体・吹き口)と結束バンドをもらって、おじさんの説明を聞き、アシストを受け、“フーフー”と吹きながら音の鳴るポイント探しに懸命に取り組む。全員“ピーピー”と良くなる笛をつくることができました!

 竹を伐って作ったペン立ては頑張った自分へのご褒美、花生けはお母さんのおみやげだ。学校に戻ったら早速“たにたんけん”の絵日記に描こう!

 “シャキシャキ”とハサミの心地よい音を響かせてササを刈り取った跡は、すっきりしたひろばになっていった。みんなで6月に植えたエドヒガンが元気に育っていたこともうれしかった。紺碧の空に羊雲が浮かんで、時折吹く風にのってまいおちる金色の葉っぱがまぶしい。秋たけなわのこの日、子どもたちも、お世話するみんなも最後まで心浮き立つ時を過ごした。