7月21日(木) ナラガレ、爆発的に進む!  快晴 8:20~12:20

参加者:27名 (写真はナラガレの調査)

 

 この1~2週間にナラガレが爆発的に進み、コナラの青葉が枯れて活動地のあちこちが真っ赤に染まっている。数週前に枯れた木々はすでに枯葉が落ち果てて上空にぽっかりと穴が開き、光が地面に降り注いでいる。特に北活動地の被害が進み、今日調べた結果すでに枯死したもの33本、フラス(カシノナガキクイムシにやられている)が認められるもの56本を確認、全体の50%超に及ぶ被害が懸念される。活動地周辺の林や小山を見ると、やはり赤く枯れた木々が目につき、ナラガレが本格的に発生している様子である。 

 

思い起せば昨秋コナラのドングリが不思議なほど異常に実ったので、なにかの前触れかと思ったのだが、そのころすでに幹の内部に異常をきたしていたのかもしれない。この春、コナラのドングリが無数の新芽をだしているので新陳代謝が始まるサインにも見える。今のところクヌギやナラガシワに被害が及んでいないのでなんとか貴重なブナ科に被害が拡大する前に蔓延を食い止めたい。

 川西市の公園緑地課、産業振興課にはさっそく状況報告し、市としての対応と支援を要請した。産業振興課は拡大防止策として“カシノナガホイホイ”を支給してくれることになり次の活動日に早速施したい。北県民局も支援の構えを見せてくれている。

枯死した大木の除伐も、体験学習に訪れる子どもたちや会員の安全上不可欠であるが、直径80㎝を超える大木を倒すことは我々だけではとても無理なので、県や市の枯れ木除伐に対する支援もお願いしていきたい。

 今日の活動はできるだけ炎天下を避け木陰の作業を主体に行った。竹やぶの除伐・北のナラガレ調査・ノカンゾウやヒヨドリバナの保護・エドヒガン苗木支え柵づくり・アラカシ・コナラ高木2本の除伐などを行う。