7月9日(木) ナラガシワご神木 曇り 8:20~12:20

参加者:18名 

 夜明けにいったん止んだ雨が7:30頃からまた降り出した。出ばなをくじかれて“今日はさすがにダメかな?”と思いつつ入口を覗くとすでに数名が来ていて、“ならば、やるか!”とあずまやに向かう。雨あがりのみどりはひときわ鮮やか,蚊が多いのに閉口しながら準備を進めているとおしゃべりしながら次々と降りてくる。普段よりは少ないが女性10名、男性8名、女性の参加者が多いのは初めてである。おかげでとても賑やかな活動になり、お天道様も恐れをなしたのか薄日が射してきた。

 今日はナラガシワの保護活動を中心に、エドヒガン群落下の川沿いと南の“ナラガシワご神木”周辺に分かれて行った。群落下は、去年の洪水で倒されてやむなく除伐したナラガシワ3本が根元から萌芽したので、その周囲を整備してマーキングする。水際になるので流失するかもしれないが、14本のうちの3本であり大切に保護したい。

 南の“ご神木”もタケを除伐した結果その痛々しい全貌が姿を現した。もう少し救出が遅れていたら枯死したに違いない、と思われるほど幹も枝も痛みつけられている。タケだけでなく巨大なフジヅルがからみついて、何本もぶら下がっている。けれども光の当たるようになった幹から新しい枝が生え、柔らかな緑の葉をつけている。5年10年後のたくましく回復した“ご神木”を想像しながら見守り続けなければならない。