5月10日(日) 晴れ 第4回森のコンサート  8:30~16:00


出演者:

川西音楽家協会会員とその友人有志の皆さん

11名

多田GHハンドベル演奏グループ 

チェリーズの皆さん 11名


 五月晴れの澄み渡る空と目に鮮やかな新緑の下、今年も「森のコンサート」を開くことができた。快晴のお天気に感謝し、部隊のパネル壁画や“もりのコンサート”工作パネルを作ってくれた緑小・陽小の子どもたちに感謝しながら、早朝からたくさんの仲間が集まって、それぞれの持ち場で準備作業に余念がない。

10:30頃には出演者が来場し、更衣・声出し・音量調整を入念に行う。ハンドベルのチェリーズも中段のエドヒガンの下で当日練習、すべての準備が整った12:30頃から聴衆の皆さんが列をなして広場にやってきた。

13:00頃には準備したヒノキのベンチはすっかり埋め尽くされ急きょ敷いたブルーシートもすぐにいっぱいになり、400人を超える盛況の中で開演した。


 第1部はハンドベルのチェリーズがアメージンググレース・星に願いを・さくら さくらの3曲を緊張感に包まれながら精いっぱい演奏した。昨年からこの日のために練習を重ねてきたのである。ベルの澄んだ音色が森に響き渡り、立派に演じ終わって、会場は暖かな拍手に包まれた。


 第2部は森田さんと平尾さんのフルート、山岸さんのキーボード伴奏で独奏とデュオが演じられた。森田さんは第1回から連続出演してくれている地元向陽台のフルーティスト。フルートの音色が渓に響き渡ると渓の小鳥たちが反応して小鳥の鳴き声とフルートの競演になり、それが聴く人を一層癒してくれる。今年もまた、至福のときを楽しむ。


 第3部はオペラ「魔法の笛に導かれて」の上演である。男声2名、女声6名の声楽家に加えてフルート2名とキーボード、総勢11名の皆さんによる「魔笛」ハイライトが熱演された。

一流の音楽家が森の輝きに触発され、心を込めて演じる様子に聴衆はすっかり引き込まれて時を忘れる。素人にもわかりやすく、随所に場面の楽しい解説をまじえて、2幕10場を演じていただいた。


 こんな素晴らしいコンサートにこの森の舞台を提供することができた私たちは幸せであり、またそのことを誇らしく思う。来年はもっと進化した舞台をこの人たちに提供できるよう、また明日から汗を流そう。